去年の暮れ東京へ出張した時
皇居の近くにホテルを取った
皇居と言えば今ではランナーのメッカだ
走ろうと思いシューズを持って行った
朝5時半に起きて皇居に行ったらもう何人か走っている
皇居の周りを時計の逆周りでまわる
桜田門のあたりに差し掛かったとき
近くを走っていたランナーに道を尋ねた
よく話を聞いたら年は75歳
月に一回皇居でのマラソンの記録会を開催しているらしい
「皇居竹橋マラソン大会」
彼は大会委員長だと言う
さらに話を聞いたら今日は月一回の記録会らしい
スタートの号砲はない自由に集まって自己申告自己責任だ
制限時間もない
皇居くぐると回ると5キロを少し切る
そのコースを約8週半すなわちフルマラソンだ
彼の走りはけっして早くはないが朝6時頃から
お昼近くまで走る42.195キロを休まず完走する
これには驚いたがさらに驚いたのは
もうこれを100回以上やっていて
100キロマラソンも何回かやっているらしい
偶然だがすごいおじさんに会った
伴走していると「おはよう」と
声を掛けて抜いていく人がいた
「あの人は70歳を過ぎてこの会の会長で
今日で97回目(フルマラソン)今年中に100回やるらしい」と
教えてくれた
この辺は大使館も多く外人ランナーも多い
中には乳母車を押して走っている人もいた
本当に走るのが好きな人ばかりだ
半蔵門から桜田門に向かって走ると朝日が昇ってくる
周りのオフィスビルがすべてが金色に輝く
ビルを陰にして皇居に日が当たる近代的な建築と
古いものとのアンバランスな風景が目に入る
警視庁を過ぎてしばらくいくと馬とわらのにおいがする
こんなところで?
後で調べたら皇居の厩舎が堀の向こうにあった
大都会の思いがけない一面を知って不思議な感動があった
2周しか走れない自分には苦しかったが
皇居ランで多くのサプライズがあった
走ることの楽しさはまだ分からないがすがすがしい気持ちだった
来年は10キロマラソンにでも参加してみたいと思い
一つ目標が出来た
本当にいい人との出会いだった
皇居はまた機会があったら走ろうと思う
それと自分の体力気力が少し恥ずかしかった
拝